家庭教師の仕事内容・メリット・デメリット

家庭教師バイトってどういうバイト?

家庭教師は、高時給なイメージがありが大学生に人気なアルバイトです。

家庭教師は塾講師と通ずるものがあるため、メリット・デメリットは塾講師と比較した形で説明しています。あらかじめ当サイトの⇒⇒塾講師を読んだ上でご覧ください。

仕事内容

家庭教師は、生徒の家で勉強を教える仕事です。専用のテキストを使った授業を行いますが、以下のような対応も必要になります。

  • 学校の授業の復習
  • 学校の宿題の解説
  • 模試の採点や解説
  • 苦手科目の指導

教科は国語・数学・英語・理科・社会の5教科が基本で、たまに小論文を取り扱う企業もあります。家庭教師は好きな教科を選んで授業することが多いですが、親から依頼されて得意科目以外も教えることもあります。

基本的には生徒一人に対して授業を行うため、生徒のレベルに合わせた教え方をします。たまに兄弟まとめて依頼されることもあり、そういったときには二人に対して授業することもあります。

また、報告書の作成も業務のうちの1つです。会社が状況を把握するために、生徒一人一人に対する報告書を作成することがあります。通常は、1ヵ月に1回程度の提出で、生徒の成績や授業態度など指導の状況を記載して提出します。記載内容によっては、企業側から今後の指導方針に関してアドバイスや指示を貰うこともあります。

大学生がこれまでの受験勉強の知識を活かせる貴重なバイトです。

時給

時給は1,500円~2,500円が相場のようです。時給に幅があるのは、家庭教師を斡旋する企業によるものもありますが、生徒に勉強を教える能力も反映される場合があるからです。また、中学3年や高校3年の受験生に関しては、志望校に合格するという大きな目標があるので、時給が高いことが多いです。

志望校の難易度によっても時給が変わり、難易度の高い大学を目指す場合はさらに時給が上がることがあります。

この仕事は先生の経験や能力が時給に反映される可能性があり、 授業が上手で生徒の成績を向上させるのが得意な人はその分評価され、時給が上がる場合があります。

また、会社を通さず、個人で契約することもできます。その場合は、会社を通さない分さらに時給が高くなることもあります。ただし、会社からのサポートがないため、勤務形態も保護者と相談することになります。最初のうちは要領がわからないので、会社を通してバイトすることをオススメします。

家庭教師バイトのメリット

時給が高い

家庭教師は、他のバイトと比較して圧倒的に時給が高いです。やはり、勉強を教えるということは、誰にでもできる仕事ではないため、時給が高く設定されているようです。

中学高校で勉強が得意だった学生は、高時給で働くことができるのでオススメです。

やりがいは塾講師以上

基本的に、生徒に対して先生は一人、つまりマンツーマンで教えることになります。家庭教師は塾講師よりも生徒ととの関わりが密になるため、責任の感じる度合いが大きくなります。

生徒の成績が向上する、志望校に合格する、といったように生徒の成長を傍で感じることができますし、授業の成果がちゃんと反映された結果になれば、生徒自身や保護者からの喜びも聞くことができます。

しかし、同時に、成績が低下する、志望校に落ちる、といったように生徒の失敗も傍で聞かないといけないため、罪悪感や精神的ダメージも大きくなります。

この仕事は生徒の成績が直接自分の能力と判断されるため、その良し悪しによって継続かクビかが決まってしまいます。授業がうまく、成績が上がれば先生としての評価は高くなり、次の仕事につながったり、時給UPの可能性も高くなります。

個人契約をしていた場合、生徒が受験に合格して生徒のご両親からボーナスを頂いたという話や成績が落ちてすぐにクビになったという話もよく聞きます。

生徒の保護者も高い月謝を支払って家庭教師を雇っているので、先生への評価は厳しめです。家庭教師はやりがいや責任の大きさは企業を通して授業をする塾講師よりも大きい仕事と言えるでしょう。

シフトの融通が利く

家庭教師は、学生を相手にしているため、大学生が丁度働きたい時間に授業を入れることができます。

また、家庭教師は一家庭の生徒との契約になるため、その生徒さえ振替の授業の都合がつけば休みをとることができます。

塾講師の場合は、個人授業の場合でも一度の授業で2,3人を受け持つことが多いので、休みたい場合でも、それぞれの生徒と振替の授業を決めるのは容易ではありません。

体調が悪いときやテストで振替をしたい場合に相談しやすいのが家庭教師バイトの大きなメリットの1つです。

家庭教師バイトのデメリット

決して稼ぎやすいアルバイトではない

稼ぎやすさという点に関して他のバイトに劣るかもしれません。

他のバイトなら1日に数時間バイトに入ってたくさん稼ぐことができます。しかし、家庭教師は1日の授業で1人の生徒を請け負うことがほとんどです。その時間は1時間~2時間程度でしょう。

しかも、授業は生徒の家で行うことになります。自分の家の最寄り駅や通学途中にあれば良いのですが、そのようなことはめったにないため、生徒の家までの通勤に時間をとられてしまいます。

授業時間と通勤時間を考えて時給を計算すると割の良い仕事とは言えないこともあるので注意が必要です。

家庭教師のアルバイトをしたい学生は、事前に生徒の家までの移動時間や授業時間を踏まえて割に合うかどうか考えることをオススメします。

保護者対応が大変な場合がある

家庭教師を雇うのにお金を払うのは保護者ですが、実際に相手にするのはその子どもです。生徒の気持ちを汲み取りたいけど、保護者の指導方針と合わない、といったような板挟みに合うこともあります。

企業を通していた場合は、社員が代わりに保護者対応をしてくれたり、相談にのってくれたりしますが、個人契約の場合は、そういった対応も含めて自分で解決しなければなりません。

報告書の提出が必要

大学生が家庭教師をする場合、ほとんどの人が企業を通して生徒を紹介してもらう形になります。

家庭教師の仕事は、授業時間にのみ給料が支払われることが多く、この報告書作成の仕事は時間外労働となり給料が発生しないことがあります。

時間外労働であることを考慮して簡単な報告で済む企業も多いですが、中には報告業務にある程度時間を割かないといけない企業もあるので注意しておきましょう。

家庭教師バイトのまとめ

家庭教師バイトは、大学生が受験勉強で蓄えた知識を活かして高時給で働くことができるので、大変人気のアルバイトです。

ただ、高い時給で働けたり、生徒の人生を左右させる受験に関わる仕事である分、プレッシャーもある仕事ですので、安易な気持ちで受けるのはオススメしません。

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