採点・添削バイトの仕事内容・メリット・デメリット

採点・添削バイトってどういうバイト?

採点・添削バイトは、在宅でできる貴重なバイトで学生に人気なバイトの1つです。

在宅バイトについては、⇒⇒学生のオススメ副業!在宅ワークのメリット・デメリットを読んで在宅バイトの大まかな特徴を捉えておくことをオススメします。

このバイトは存在自体知らない学生も多いため、この記事で仕事内容・メリット・デメリットを紹介します。

仕事内容

採点・添削バイトは、予備校や個人塾が運営する中学校や高校などの記述式全国模試採点の採点・添削をするバイトです。

  • 採点
    答案の答えが合っているかを確認し、点数をつけます。1問1答や4択形式の場合は、解答が決まっているため採点が比較的楽です。
  • 添削
    添削では、記述式の問題や小論文の解答に対して〇×を判定するだけでなく、解答の中身を読み解いて部分点を付けることもあります。また、解説やコメントを記載して回答者が間違えたところを気づけるような配慮を行うこともあります。もちろん採点者によって点数の付け方にバラツキが出ないように点数の付け方はマニュアルで定められています。

採点・添削のアルバイトは各予備校のホームページで年度末から年度初めにかけて募集されることが多いです。採用形態としては、

採点バイトは、特別な資格は必要ないですが採点者の学力が求められるのでほぼ確実に採用のテストがあります。しかし、大学に合格できる学力があれば合格できるテストがほとんどですので安心してください。

一度採用されると継続して依頼されることが多いので、大学1年生から始めると長期間バイトを継続することが可能です。

また、長い間続けて信頼されていれば社会人になってからも採点を依頼されることもあり、休日に副業として働く人も少なくありません。

採点のマニュアルについて

採点者によって得点にバラツキが生まれてはいけないので、各予備校ごとに、細かい採点マニュアルが用意されています。

「○○○と書いていたら5点」「○○○と書いていなければ―5点」などなど 設問すべての点数にこういったマニュアルによる採点を行うので失敗することはありません。

また、採点中わからないことがある場合は、本部に質問できるようになっているので、ためらわずに質問するようにしましょう。

採用形態

このバイト独自の特徴は、「紹介による採用」が重視されている点です。

模試の採点は学生の運命を作用するので、大きな責任のある仕事です。不特定多数の人から募集するよりも実際に採点している人に紹介してもらう方がこの仕事に向いている人が集まるため、紹介制を導入している会社が多いです。

また、通常のバイトのように求人メディアを通した募集もあるので、身近な人が採点バイトをやっていないくても安心してください。

基本的な採用の流れは以下のようになっています。

応募~履歴書送付

知り合いなどの紹介や求人メディアを通して応募します。そのとき履歴書も送付するので、しっかり準備しておきましょう。

筆記試験・面接

書類選考が通ったら筆記試験の案内が届きます。試験教科は、国語・数学・英語・理科・社会の5教科です。筆記試験当日に受ける教科は、全教科受けることもあれば、募集している教科のみの場合もあります。

試験の内容としては、中学から高校までの内容なので、受験を乗り越えた学生なら筆記試験前にある程度復習しておくだけで問題ありません

また、試験の代わりに模擬採点を行って採点のレベルを図る場合もあるので、選考内容は事前に確認しておきましょう。

その後、会社によっては面接を行います。こちらは普通の面接で、志望動機や得意科目などが聞かれるので事前に回答を用意しておきましょう。

研修に参加

筆記試験・面接に合格したら、採点スタッフとして採用となります。

会社によっては研修が開催されるため、その研修に参加して採点のノウハウを勉強します。研修に参加して数日~数週間後には模試の解答用紙を送付されて採点バイトが始まります。

給与体系

採点・添削バイトの給与体系は、時給制歩合制の2パターンあります。

時給制の場合は、採点会場に集められて所定時間の間採点業務を行います。

歩合制の場合は、決められた枚数、もしくは希望した枚数の解答用紙を自宅で受け取って、自宅で採点業務を行います。基本的に採点枚数は100枚単位での募集が多いです。単価は、模試の難易度や回答形式により採点の難しさによって異なります。また、1問1答や4択形式の場合は、採点が簡単であるため単価は安く、記述式や小論文など採点の場合は、採点が難しいため単価が高くなります。

採点・添削バイトのメリット

慣れると高時給

歩合制の採点バイトの場合、慣れれば慣れるほど時給が高くなります。

最初のうちは、要領が掴めず1枚の採点に時間をとられてしまい、上手に稼ぐことができないことが多いです。しかし、回数をこなすことで採点の要領を掴んで、驚くほど早く採点できるようになります。

早くなると採点の時間は1枚3~5分まで短縮でき、時給2,000円を越えるスピードで仕事をこなせるようになります。

自宅で作業できる

このバイトの答案採点方法は2つあります。

  • 自宅に答案が送付されるので、採点して再び送付する
  • Webに答案がアップロードされるかメールで送られてくるので、パソコン上で採点して提出

送付された答案の採点かパソコン上の採点になるので、自分の好きな時間に採点が可能です。

突然授業が休講になったときやふとした空き時間に採点バイトができるので、自分の時間を上手に使うことができます。

受験勉強の知識を活かせる

採点・添削バイトは、採点するための知識がある程度必要で、学生が大学受験で勉強した知識をそのまま活かすことができます。また、苦手科目は避けて、得意科目だけ応募することもできます。

学生の中には、得意教科だけに絞って楽にバイトをこなす学生も多いです。

当然、科目による仕事量に差異はないので、心配する必要はありません。ただし、英語や国語は、数学や理科と違い答案がよりバラつきやすいので給料が高くなることもあるようです。

採点・添削バイトのデメリット

バイト時期は不定期

このバイトは、模試のあるときだけ仕事を貰えます。模試の回数は予備校や塾にもよりますが、年に4~6回程度ですので、頻繁に仕事ができるわけではありません。

もちろん仕事がない期間は給与が発生しないため、安定して稼げるバイトではありません

しかし、仕事が不定期だということを利用して、バイト期間だけ集中して働いて、バイトがない期間は自由時間を過ごすといったメリハリをつけた生活を過ごす学生もいます。

自己管理が必要不可欠

在宅バイトの場合、自宅で仕事をしなければならないため、自己管理できない人には続けるのが難しいかもしれません。

提出期限は決まっているので、その期限内に完了できるようスケジュールを立てて仕事に取り組む必要があります。期限内ギリギリまで業務をため込んで雑な採点をしてしまうと次回から仕事を依頼されなくなってしまうこともあります。

採点・添削バイトは、責任感を持って取り組める人なら自分の裁量で仕事をコントロールできる仕事です。

募集のタイミングが不定期

バイト募集タイミングは、予備校によって異なります。いつの間にか募集が始まって、いつの間にか終わっていたりするので厄介です。

しかも、バイトする地域によっても募集タイミングが異なる予備校もあるので要注意です。

3月や4月になると予備校が大学の校門付近で募集することがあるので、よく観察しておきましょう。

また、予備校のホームページは日ごろからチェックしておきましょう。

採点バイトを募集している主な予備校一覧
・河合塾
・駿台
・代ゼミ
・ベネッセ

採点・添削バイトのまとめ

採点・添削バイトは、自分の裁量で働くことができ、学生ながらフリーランス的な働き方ができる珍しい仕事です。しかし、自己管理能力が高く、1人で黙々と作業するのが好きな人でないと続けるのは難しいかもしれません。

また、慣れるまでは大変なものの慣れたら時給2,000円になることもあるため稼げるバイトとしても魅力的です。

そのため、学生からの人気は非常に高く、採用の倍率も非常に高いです。

日ごろから採点バイトの求人を探したり、知り合いが採点バイトをやっていたら紹介してもらえないか頼んでみると良いでしょう。

タイトルとURLをコピーしました