就活でバイトをアピールするのはアリ?
大学生ならいつか就活するタイミングが来ますよね。
就活するなら自分のアピールポイントはいくつか用意しなければなりません。
さまざまなアピールポイントがある中でよく使われているのが「アルバイト経験」です。
株式会社リクルートキャリアが運営する就職みらい研究所が発表している「就職白書2017」には以下のような報告されています。
■学生が面接等でアピールする項目■
1位:人柄
2位:アルバイト経験
3位:その企業への熱意
この結果を見れば、いかに大学生がアルバイト経験を重視しているかがわかります。 しかし、企業側からみてみるとどうでしょう。
■企業が採用基準で重視する項目■
1位:人柄
2位:その企業への熱意
3位:今後の可能性
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8位:アルバイト経験
企業側は明らかにアルバイト経験を重視していないことがわかります。
しかし、決してバイトの経験を話すことが悪いわけではありません。
大事なことは「バイトから学んだこと」「バイトを経てどのように成長したか」「バイトをして自分のどんな長所を発揮できたか」など自分の能力をアピールするということです。
よほど特殊な能力が必要な仕事でない限り、面接官はバイトの仕事内容にはそれほど興味ありません。
バイトを数多くこなしたことは大事ではありません。面接官は学生がバイトをしたことでどう成長できたかを聞きたいのです。
就活に有利なバイトはないの?
就活でバイトをアピールするときに大事なことは経験それ自体ではなく、そこから自分がどう成長したか、ということはわかりました。
では、本当にバイトの経験に意味はないのしょうか。
私は、就活に有利なバイトはある程度存在すると考えています。今回、いくつか紹介しますので、自分がバイトを選ぶ時の参考にしてみてください。
就職したい業界/会社でバイトする
これはわかりやすいでね。
自分が進みたい業界が決まっていれば、その業界でバイトすることでその業界で必要とされるスキルがわかります。
就活までにそのスキルを伸ばすことで、積極的に自分の能力をアピールすることができます。
また、業界を理解する上で積極的に行動したという点でも評価されやすいです。熱意という点でも非常に有利です。
その業界で働いていれば、根拠をもってその業界への熱意を伝えることができます。
就職したい会社が決まっており、その会社で働いていれば尚更熱意は伝わることでしょう。
口先だけで熱意をアピールする学生よりはいくぶん有利になるはずです。
また、業界によっては引き抜きもあり得ます。
飲食業界や学習塾業界では、バイトから正社員になることも少なくありません。
バイトとして働いている人の中から、能力や人間性に優れている人を雇う方が採用担当者もリスクが少ないからです。
研修制度がしっかりしているところでバイトする
バイトの中にはしっかり研修/教育期間を設けてくれる会社があります。
バイト先が指定するマニュアルには社会で必要なスキルや常識がたくさん詰まっています。
このマニュアルをマスターするだけでも面接やOB訪問の応答で相当の差がつきます。
また、研修制度がしっかりしている会社は採用担当者の間でも人気が高い場合があるので、どの会社の研究制度がしっかりしているか調べてみると良いでしょう。
皆さんが知っている有名な会社がたくさん出てきますよ。
まとめ
バイトの経験を「働いた経験がある=社会人経験がある」と勘違いしないでください。採用担当者は「バイト感覚で就職してもらっても困る。なんならバイトの経験は捨ててきてほしい」と考えている人がほとんどです。
サークルで得たこと、研究/ゼミで学んだこと、バイトで成長できたこと、など人のアピールポイントは多種多様です。
バイトするときも多くことを吸収つもりで臨んでみてください。きっと人として大きな成長を遂げることができますよ!